« い、印鑑が… | トップページ | 震災復興とスポーツ »

2008年5月12日 (月)

「もったいない」の引き倒し

ハイサイ!ちゃーがんじゅーね?

「美味礼賛」海老沢泰久著 によりますと…。

研究の為、毎日のように高麗橋の料亭「吉兆」に通いつめる 辻静雄氏(前、大阪あべの辻調理師専門学校グループ総帥。故人)。しかし、一度として同じ料理が出る事はありませんでした。辻氏が「何故?」と訊ねると、店主、湯木貞一氏は静かにこう答えた。「一期一会ですから。」

さて、最近お騒がせの船場の料亭、記者会見で 手のつけられなかった料理が「もったいない」から他の客に出す。って、間違ってませんか?

ポルコも料理人の端くれ。手を付けられずに下げられた料理は「もったいない」と思い、しばしば従業員の「賄い」として食べてしまいます。素材を作ってくださった方々に申し訳ないし、折角作ったものだから、きちっと「成仏」させたいものです。でも、お金を払って食べにくるお客様に…ていうのは…ありえないでしょ!

ご存知の御貴兄もおられると思いますが、格式ばった料亭という所には「メニュー」などありません。本日の献立が、粛々と運ばれてくるのです。

また、接待や商談等で利用される事も多く、料理に手がつかない事も多いのです。時代劇でよく見かける 悪代官と豪商の「そちも悪よのう」「へっへっへー、お代官様こそ」というようなやり取りの舞台という側面もあります。 政治家が料亭で会合を開いたり、官官接待なんか、料理どころでは在りません。

本質的に料理を必要としていない席に、料理を出す事自体が「もったいない」事だと思うのですが、高級懐石料理が、こういった接待や商談の席を「タニマチ」としてきたのも事実。 文化とはある程度の「無駄」な部分が必要なのかもしれません。

ネームバリューのある店の最高額の料理と酒を並べて見せるのが「接待」「商談」のスタイル(昔はそれに「女性」がついたとか)。なんだか歪んでない?

日常、注文した料理を手を付けず残す事はまずありません。 そんな事から考えても、私達の生活からかけ離れた世界の事のように思えます。

美しい世界語「もったいない」を引き合いに出して欲しくなかったのは、わたくしだけでしょうか?

あちゃがふー、うがんなびら。また、めんそりーよ!

« い、印鑑が… | トップページ | 震災復興とスポーツ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

本来、もったいないっていい言葉なんですけどね~
大人なんだから、悪いことしたら言い訳しちゃダメよ。
やっちゃいけないことはしちゃいけないんだから。
他の店もおんなじことしてるんじゃないかって、疑いの目で見られちゃ、迷惑だよね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/506274/41158570

この記事へのトラックバック一覧です: 「もったいない」の引き倒し:

« い、印鑑が… | トップページ | 震災復興とスポーツ »