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2008年8月28日 (木)

男は煮物に弱い?!

ハイサイ!ちゃーがんじゅーね?!

沖縄に来ると 勿論、沖縄の食生活になるのですが、内地から移住すると、微妙な違いに戸惑う事も少なくありません。

 魚が美味しく感じない…事も。 煮魚。沖縄名物「マース煮」。マースとは塩の事。昔は海水で煮たそうです。 ミーバイやタマンなどでも美味しいのです…が、個人的には魚の煮付けは「甘辛く」煮付けたほうが食べ慣れていて、好みにしっくりときます。 鰈やメバル、でも、やっぱりキンキ(吉次)かな? 炊き立ての御飯でよし、日本酒ならなお結構。 美味しい煮魚、なかなか出会えません。

一般的に日本人男性は「煮物」に「お袋の味」を感じるようです。ある女性誌の見出しにも、「カレをゲットする煮物」の特集だったり、「男性が好む煮物」のベスト10だったり。 で、そこでの筆頭は「肉じゃが」。 プロとしては、大いに不満があります。

 そもそも、「肉じゃが」と言う料理、結構新しく、広まったのは「戦後」の事です。また、元々は「日本帝国軍」が、軍隊用に作った料理。カレーライスと酷似しているのは、そのせいです。戦前の日本で「玉葱」「人参」「ジャガイモ」といった、押しも押されぬ洋野菜、簡単に、且つふんだんに、庶民に入手出来たでしょうか?

 また、この「肉じゃが」、某テレビ番組で、料理研究家のおばちゃんが、手順も何も無く「ごった煮」にして、対戦相手を下していましたが、「料理」の完成度としては、余り高くないものに、思えます。誰でも「平均点」は、とれるが、「高得点」は望めない。そんな感じの料理と思います。

もし、料理の出来をジャッジする事があるならば、煮物では「筑前煮」か「鰤大根」を選ぶでしょう。歯ごたえ、火の通り違う素材の個性を殺さず、それぞれの歯ごたえ・歯ざわりを楽しませつつ、食べやすく、いかに一皿に落ち着かせるか。 そこが評価の「ポイント」です。

肉じゃがみたいに、ビギナーズ・ラックもありえるほど「グダグダ」な料理、判断基準になるとは思えません。(あ、だから良いのか!!騙されるには、丁度…。)

何でもかんでも「○○の素」や「○○のタレ」と、いっしょに「チン!」するだけ。 まあ、食べる方も、出来合いで馴らされているから、問題無いのかもしれませんが…。

琉球料理には、「煮物」と「汁物」の区別が曖昧なことも、違和感の原因でもあります。

食は文化であり、それが「アイデンティティ」と直結するデリケートな問題ですので、注意は必要です。

この問題、まだまだ尾を引きそうです。

あちゃがふー、うがんなびら。また、めんそりーよ!!

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コメント

さすがは南国のシェフ。手厳しいですね。
我が家では、チンするだけで食べられるものといえば、白いごはんと赤飯くらいしかないので、体調を崩すと大変なことになります。そんな時はせめてコンビニのお弁当もしくはお惣菜を買ってきてご飯を食べてほしいところですが、うちの主人は、たらふく菓子パンを買ってきます…(何で?)
筑前煮大好きです!が、豚の角煮同様、肉が柔らかくなりません…お手頃なお肉で柔らかーく煮るコツ教えてくださ~い!

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