イノベーション
ハイサイ!ちゃーがんじゅーね?!
仕事柄、ハンバーガーの類はあまり食べることがありませんでした。 マクドナルドがオペレーションを大幅に変更し、両面グリドルや、製品にしてホールドしない(バンズやミートはホールドするので、あまり意味の無い)システムになってから、久しぶりにハンバーガーを頂くと…美味しくない。あれっ?!こんな物だった??もっと旨かった気がするのだけど…と、言うのが正直な感想でした。
記憶を美化してしまったのか?はたまた舌が肥えたのか?? マックの味は一定(HACCP導入により、エッグマフィンの卵に芯温75度のハードルが出来、若干硬くなったのは、仕方の無い事ですが)の筈。変わったのは人間の方です。
ラーメン業界などは顕著です。 とんこつからとんこつ醤油、背脂ちゃっちゃに魚介系、ダブルスープにダブルテイスト。 十年前のラーメンは既にクラッシックといえます。
チキンラーメンやチャルメラ、出前一丁なんかずっとあるじゃない?!と、お思いの御貴兄もいらっしゃるのでは? 大阪御厨にある食品メーカーの開発をしている友人によれば、売り出した当時の物といまの物では「似て非なるもの」だそうです。 パッケージデザインなどの変更の度、少しずつ中身も変えられ、常に最新の技術を持って提供されたいるのだそうです。 どおりで、どん兵衛が3分になったり5分に戻ったり、ピン蕎麦になったり液体スープになったりする訳です。
味覚や嗜好は生活習慣によって大きく変わります。 缶コーヒーだってここ数年は「糖類カット(MAXを除く)」ですし、フレーバーや色も抑え気味。 紫色の炭酸の強いファンタグレープを飲んでいた頃とは違って当然です。
国内メーカーなら変化させられますが、世界規模のチェーンとなると、そうもいきません。グランドメニューはそのままに、スポットメニューやサゼッスションメニューで対応するほかにありません。 モスバーガーがドラステックにミートを変更し、ニーズに対応したのに対し、マクドナルドは、限定メニューでバリエーションを出すといったのが、対応の違いではないでしょうか。
そうそう、返品できるので話題になったロッテリアの「絶妙バーガー」。返品するほど悪くは無いのですが、正直「満足感」に欠けました。 パンの風味、ミートの食感など悪くは在りません。能書きに書いてあったように、全てのバランスがとれトータルで100%になるハンバーガーだと…。でも、ハンバーガーと言う食品に100%の調律を求めているでしょうか? ラーメンなどでもわざと「鰹節をガツンと効かせた」とか「山盛り葱に油をかけて」と言った具合に、どこかインパクトがあったほうが「引き」が強い商品になるかと思います。同じなら、「フレッシュネスバーガー」の「厚輪切りのトマトちょっと食べにくい」感や「モス・てりやき」の「レタスはにだしてるやん!」と、いったほうが、満足感が得やすいように感じます。
偶然にもハンバーガー屋に行く機会が重なったので、こんなことを書いてみました。
「木曜日に返すからさぁ~、ハンバーガーおごってくれよ。」と、いうのが口癖なのはウインピーでしたっけ?
あちゃがふーうがんなびら。また、めんそりーよ!
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